2018年3月2日金曜日

大学生がTwitterを使う時に気をつけたいこと

 はい、こんにちは。ミズヒトです。

 皆様春休みいかがお過ごしでしょうか?僕にとっては4回目の春休みとなり、すっかり大学の生活に慣れてしまったなぁ…と感じているところです。大学院生になっても今まで通りバリバリがんばりますよ!


 さてさて、来る4月と言えば新学期。新学期と言えば、大学という新しいコミュニティーに一足早く参加しようと新入生が続々とTwitterのアカウントを作る時期ですね。僕もピカピカの1年生のときにTwitterのアカウントを作って、学科の友達との繋がりを「必死に」作ったものです。笑

 しかし、残念ながらTwitterというツールの使い方を間違えて様々なトラブルに巻き込まれてしまう方を多く見かける時期でもあります。本当かどうかは分かりませんが、Twitterで炎上した後に入学を辞退した方もいたようです。

 そこで、今回は大学生(特に弊大学の方)がTwitterを使う上で最低限気をつけたいことについて、自分の経験も交えて解説していきたいと思います。これを読んで少しでも快適にTwitterライフを過ごしていただければ幸いです。

1. Twitterにはどういう使い方があるのか?


 TwitterはSNSの中でもマイクロブログと呼ばれる分類に入り、簡単に言えば一言日記としての利用を想定したSNSと言われています。しかし、Twitterは「リプライ(返信)」や「RT(リツイート)」など、他のユーザーとの交流を簡単に行える機能も実装されているため、時に意見交換や出会いの場としての利用もあります。最近は2ちゃんねるのようなアングラな世界から抜けてきた人や、Facebook・LINEよりも楽なコミュニケーションをしたい人も流れ込んできて、活用方法が多岐にわたる面白いSNSとなっています。

 大学生がTwitterを使う理由とは何でしょう?

 第一に、友達を簡単に増やせる、というのが大きいでしょう。Twitterは初期設定では自分のつぶやきが全世界に発信され誰でも見ることが出来ます。そこで大学名や学科名を書いたツイートを発信すると、それを見つけた同じコミュニティーに所属しているユーザーがフォローしてきます。地道に現実世界で色々な人に話しかけなくても最小限の手間で友達を増やせるのがSNSの強みです。

 第二に、自分の活動をいろんな人に見てもらえる、というのがあります。Twitterは文字の他に写真や動画を投稿できます。例えば、自分が何か作品を作った時にそれの過程や完成品を写真や動画にまとめて呟くことで、コミュニティー内のユーザーのみならずコミュニティー外のユーザーからのレスポンスをもらえることがあります。サークルの活動報告をTwitterで行う方も結構います。自分の能力が世界でどの程度評価されるのかを知ることが出来るのもSNSの強みです。

 第三に、LINEよりも緩いグループ内の連絡手段となる、というのがあります。一時期、LINEの既読・未読スルーが社会問題となっていましたが、Twitterは既読機能が無いため相手の都合や時間を気にせずにメッセージを送信することが可能です。最近は鍵垢同士でフォローし空中リプライ(リプライ形式ではない返信)で会話をするという使い方もあるそうです。

 このように、大学生は主にTwitterを「友達を増やすため」「自分の活動を見てもらうため」「グループ内の連絡のため」という3つ使い方をしているように見えます。

2. Twitterで起こる問題を整理してみよう


 さて、弊大学のTwitterにも様々なコミュニティーがあり多種多様な使い方で楽しんでいるようです。しかし、たまにそれらのコミュニティー内外で衝突が発生したり、問題発言をしたりすることで炎上し謝罪に追い込まれたり、最悪の場合大学から電話が掛かってくる等の後味の悪い結末を迎えることがしばしばあります。幾つか例を挙げてみます。

・新入生を在学生がボコボコにする


 新学期が始まる少し前、大学の合格証が届き進学が決定した新入生がゾロゾロ出てくる頃によく #春から○○大学 というハッシュタグが流行ります。これは前述の「友達を増やす」という目的で使われるハッシュタグですので、本来は新入生のみが使うものです。

 しかし、実際にそのタグで検索してみると、新入生のふりをした在学生がウジャウジャ引っかかります。ひと目で在学生だと分かるユーザーはまだ良いとして、新入生に擬態してLINEグループに招待してもらおうとしているユーザーは非常に質が悪いです。毎年、新入生に擬態した在学生がLINEグループを荒らしまくって解散に追い込み、新入生が迷惑を被るという事案が発生しています。後輩にちょっかいを出すくらい暇なんですかね、他にやることがないんでしょうか。

 また、ネット社会に不慣れな新入生を見つけては粗探しをして晒し上げ、炎上させてしまう在学生もいます。ネカマっぽい、という理由で「ネカマやめろ」だの「ちん○」だのクソみたいなリプライを送っている輩を見たような気がします。大学入ってから初めてネットに触れるという学生もいるのですから、そこは大目に見るか優しく指摘してあげるのが先輩としての責務じゃないですかね。

・彼女持ちへの嫉妬・彼氏いなさそうな女子へのリプライ


 これは特に弊大学でよく起こるクソ事案です。男子率が高い理系大学なので男子が女子に飢えている気持ちは理解できます。しかし、相手の気持ちを考えない発言をする人が多すぎます。

 Twitter上でカップルを名乗っている人達はセクハラを受けていることがよくあります。彼氏がいるのに俺とデートしない?とか、一緒に寝たの?とか、周りが引くようなリプライをする人がいます。内容に関しては賛否両論ありますが、少なくとも全世界のユーザーが見ているTwitterという場で行う会話ではありません。運が悪いと会話を見ている彼氏や親衛隊(笑)が殴り込んできて炎上してしまう可能性もあります。とりあえず空気読め。

 彼氏いなさそうな女子はそもそも人数が少なく、彼女を探している男子からの注目度が高いです。別にこれは不思議な事ではありません。しかし、この場合もセクハラと取られかねないようなリプライをしてしまう人が多く、無事炎上します。普通に仲良くなりたいんだったらTwitterでの会話は程々に会う約束を取り付けてリアルで話しましょう。(出会い厨は僕は悪いことではないと思います。ただ、出会う人は選ぶべきです。)

・他大学や他のコミュニティーに喧嘩を売ってしまう


 これは稀にある事案ですが、「○○大学はクソ」とか「二部は大学名名乗るな、滅びろ」といった不穏なつぶやきが流れてきます。僕は平和主義なので全く理解できませんが、他人に対してマウントをとることで自尊心を保つ人がそこそこいるようです。

 そんなメッセージを突きつけられた側はたまったもんじゃないですよ。多くの場合タイムラインに緊張感が走り、今にも戦争が起きそうな雰囲気になります。正直、呟いた本人以外誰も幸せになりません。

 もしあなたがマウントを取られそうになったら、一旦深呼吸してからそのユーザーのブロックのボタンをしっかり押し込みましょう。

・自分や所属している団体の失態を発信してしまう


 僕の知り合いが「今年の時間割は留年しないためにみっちりコマを入れました!」というつぶやきを実名入りの時間割の画像と共に発信したところ、大量のリツイートで拡散され2ちゃんねるにその画像を転載したスレッドが立ってしまい、最終的に大学から非公開アカウントにせよと命令の電話が掛かってきたということがありました。まぁこれは失態とはちょっと違う気もしますが、炎上しやすいネタ(飲酒・無免許・公共の場での不適切な行動)を個人を特定できる情報と共に投下するのは非常に危険です。

 ネットには常に他人の失態を嘲笑い炎上させたがる輩がいるものです。特に、大学名を入れているTwitterアカウントで炎上してしまうと、そのつぶやきだけではなく過去のつぶやきも掘り起こされて取り返しがつかなくなることがあります。他大のサークルのアカウントでは新入生を拒否したことがバレて炎上したということがあったと思います。

・大量のつぶやきや不適切な内容でタイムラインを汚染してしまう


 ツイ廃の僕が言うのは非常に皮肉な話なのですが、大量のつぶやきはフォロワーさんに多大な迷惑をかけます。ただ、内容が役に立つものだったり面白いものだったりするならまだ救いはあります。しかし、平気でエロ画像をRTしまくる、下ネタを垂れ流す、キチガイじみた顔文字を連発するなどの行為をしてしまうとフォロワーさんはいとも簡単に減ります。

 大学用アカウントでフォローを外されることはリアルでの付き合いを切られるのと同等の行為と思っていいでしょう。友達と顔を合わせられなくならないように、つぶやきの内容はよく考えましょう。どうしても書きたい内容があるならば別のアカウントを作成してそこで呟くのが最善です。

3. 大学生がTwitterを使う時に気をつけたいこと


 ここまでいろんなケースについて見てきましたが、原因は全て同じところにあると僕は考えています。それはやっぱり「コミュニケーション能力の低さ」です。

 この場合のコミュニケーション能力とは、「相手の立場になって考え、相手を尊重する会話を行う能力」とします。恐らくTwitterで問題を起こす人はリアルでも同じような問題をちょこちょこ起こしていると思いますが、SNSでは特にその結果が顕著に現れます。

 Twitterでは直接相手の顔が見えないため自分の思っていることを言いたい放題になりがちです。しかし、どんなユーザーにも中の人がいますしその人が考えたつぶやきが流れてきます。優しく話せば嬉しい気持ちになりますし、辛く当たれば悲しい気持ちになります。決して組み込まれた会話パターンを返すゲームのNPC(non player character)ではないのです。

 「会話はキャッチボールだ」という枯れたセリフがありますが、それはSNSであるTwitterでも全く同じことが言えます。自分が相手の気持ちを考えたつぶやきをすることで相手も心地よく呟くことが出来ます。Twitterにいる人は話したがり屋が多いですが、だからこそお互いを尊重するコミュニケーションをとることが会話を楽しむキーポイントとなってくるわけです。別に変化球を投げても構いません。むしろ、変化球は会話を盛り上げる1つの良いスパイスです。ただ、相手が確実に受け取れるような球を投げることがあなたに求められる責務なのです。

 加えて、Twitterは非常に拡散力が強いSNSであるので出来るだけ個人情報を流さないことをオススメします。ネットに長く慣れ親しんでいる人は実感していると思いますが、一度広がった情報は削除することがほぼ不可能です。もちろん大学生のTwitterなので大学名を書くでしょうが、このとき自分は「大学の看板を背負っている学生」としてTwitterに参加しているという認識を持ちましょう。

 ということで、今後も大学生がTwitterを使っていく傾向はどんどん強くなっていくと思いますが、無用なトラブルを起こさないでお互いが楽しめるように「相手を尊重したコミュニケーション」を意識して使っていきましょう!


 最後まで読んでいただきありがとうございました。ではでは。