2100年8月18日水曜日

はじめまして

どうも、ミズヒトです。
いつもTwitterでお世話になってます。


さて、今回はGoogle DriveのWeb Hosting(簡単なホームページ公開機能)が廃止になるということで、ホームページの代替ツールとしてBloggerを始めることにしました。


このブログでは、日々の感想や考察、コンピュータ、鉄道、DTMなどについて書いていくつもりです。

これからはせっかくブログという形でやるんだし、今までよりは真面目なコンテンツで攻めて行きたいな!とか思ってるけど、どうなるかは分かりません。笑

これから気が向いたときに更新していくので、良かったら見てください!

あ、YouTubeに動画上げてるので見てね

2018年3月2日金曜日

大学生がTwitterを使う時に気をつけたいこと

 はい、こんにちは。ミズヒトです。

 皆様春休みいかがお過ごしでしょうか?僕にとっては4回目の春休みとなり、すっかり大学の生活に慣れてしまったなぁ…と感じているところです。大学院生になっても今まで通りバリバリがんばりますよ!


 さてさて、来る4月と言えば新学期。新学期と言えば、大学という新しいコミュニティーに一足早く参加しようと新入生が続々とTwitterのアカウントを作る時期ですね。僕もピカピカの1年生のときにTwitterのアカウントを作って、学科の友達との繋がりを「必死に」作ったものです。笑

 しかし、残念ながらTwitterというツールの使い方を間違えて様々なトラブルに巻き込まれてしまう方を多く見かける時期でもあります。本当かどうかは分かりませんが、Twitterで炎上した後に入学を辞退した方もいたようです。

 そこで、今回は大学生(特に弊大学の方)がTwitterを使う上で最低限気をつけたいことについて、自分の経験も交えて解説していきたいと思います。これを読んで少しでも快適にTwitterライフを過ごしていただければ幸いです。

1. Twitterにはどういう使い方があるのか?


 TwitterはSNSの中でもマイクロブログと呼ばれる分類に入り、簡単に言えば一言日記としての利用を想定したSNSと言われています。しかし、Twitterは「リプライ(返信)」や「RT(リツイート)」など、他のユーザーとの交流を簡単に行える機能も実装されているため、時に意見交換や出会いの場としての利用もあります。最近は2ちゃんねるのようなアングラな世界から抜けてきた人や、Facebook・LINEよりも楽なコミュニケーションをしたい人も流れ込んできて、活用方法が多岐にわたる面白いSNSとなっています。

 大学生がTwitterを使う理由とは何でしょう?

 第一に、友達を簡単に増やせる、というのが大きいでしょう。Twitterは初期設定では自分のつぶやきが全世界に発信され誰でも見ることが出来ます。そこで大学名や学科名を書いたツイートを発信すると、それを見つけた同じコミュニティーに所属しているユーザーがフォローしてきます。地道に現実世界で色々な人に話しかけなくても最小限の手間で友達を増やせるのがSNSの強みです。

 第二に、自分の活動をいろんな人に見てもらえる、というのがあります。Twitterは文字の他に写真や動画を投稿できます。例えば、自分が何か作品を作った時にそれの過程や完成品を写真や動画にまとめて呟くことで、コミュニティー内のユーザーのみならずコミュニティー外のユーザーからのレスポンスをもらえることがあります。サークルの活動報告をTwitterで行う方も結構います。自分の能力が世界でどの程度評価されるのかを知ることが出来るのもSNSの強みです。

 第三に、LINEよりも緩いグループ内の連絡手段となる、というのがあります。一時期、LINEの既読・未読スルーが社会問題となっていましたが、Twitterは既読機能が無いため相手の都合や時間を気にせずにメッセージを送信することが可能です。最近は鍵垢同士でフォローし空中リプライ(リプライ形式ではない返信)で会話をするという使い方もあるそうです。

 このように、大学生は主にTwitterを「友達を増やすため」「自分の活動を見てもらうため」「グループ内の連絡のため」という3つ使い方をしているように見えます。

2. Twitterで起こる問題を整理してみよう


 さて、弊大学のTwitterにも様々なコミュニティーがあり多種多様な使い方で楽しんでいるようです。しかし、たまにそれらのコミュニティー内外で衝突が発生したり、問題発言をしたりすることで炎上し謝罪に追い込まれたり、最悪の場合大学から電話が掛かってくる等の後味の悪い結末を迎えることがしばしばあります。幾つか例を挙げてみます。

・新入生を在学生がボコボコにする


 新学期が始まる少し前、大学の合格証が届き進学が決定した新入生がゾロゾロ出てくる頃によく #春から○○大学 というハッシュタグが流行ります。これは前述の「友達を増やす」という目的で使われるハッシュタグですので、本来は新入生のみが使うものです。

 しかし、実際にそのタグで検索してみると、新入生のふりをした在学生がウジャウジャ引っかかります。ひと目で在学生だと分かるユーザーはまだ良いとして、新入生に擬態してLINEグループに招待してもらおうとしているユーザーは非常に質が悪いです。毎年、新入生に擬態した在学生がLINEグループを荒らしまくって解散に追い込み、新入生が迷惑を被るという事案が発生しています。後輩にちょっかいを出すくらい暇なんですかね、他にやることがないんでしょうか。

 また、ネット社会に不慣れな新入生を見つけては粗探しをして晒し上げ、炎上させてしまう在学生もいます。ネカマっぽい、という理由で「ネカマやめろ」だの「ちん○」だのクソみたいなリプライを送っている輩を見たような気がします。大学入ってから初めてネットに触れるという学生もいるのですから、そこは大目に見るか優しく指摘してあげるのが先輩としての責務じゃないですかね。

・彼女持ちへの嫉妬・彼氏いなさそうな女子へのリプライ


 これは特に弊大学でよく起こるクソ事案です。男子率が高い理系大学なので男子が女子に飢えている気持ちは理解できます。しかし、相手の気持ちを考えない発言をする人が多すぎます。

 Twitter上でカップルを名乗っている人達はセクハラを受けていることがよくあります。彼氏がいるのに俺とデートしない?とか、一緒に寝たの?とか、周りが引くようなリプライをする人がいます。内容に関しては賛否両論ありますが、少なくとも全世界のユーザーが見ているTwitterという場で行う会話ではありません。運が悪いと会話を見ている彼氏や親衛隊(笑)が殴り込んできて炎上してしまう可能性もあります。とりあえず空気読め。

 彼氏いなさそうな女子はそもそも人数が少なく、彼女を探している男子からの注目度が高いです。別にこれは不思議な事ではありません。しかし、この場合もセクハラと取られかねないようなリプライをしてしまう人が多く、無事炎上します。普通に仲良くなりたいんだったらTwitterでの会話は程々に会う約束を取り付けてリアルで話しましょう。(出会い厨は僕は悪いことではないと思います。ただ、出会う人は選ぶべきです。)

・他大学や他のコミュニティーに喧嘩を売ってしまう


 これは稀にある事案ですが、「○○大学はクソ」とか「二部は大学名名乗るな、滅びろ」といった不穏なつぶやきが流れてきます。僕は平和主義なので全く理解できませんが、他人に対してマウントをとることで自尊心を保つ人がそこそこいるようです。

 そんなメッセージを突きつけられた側はたまったもんじゃないですよ。多くの場合タイムラインに緊張感が走り、今にも戦争が起きそうな雰囲気になります。正直、呟いた本人以外誰も幸せになりません。

 もしあなたがマウントを取られそうになったら、一旦深呼吸してからそのユーザーのブロックのボタンをしっかり押し込みましょう。

・自分や所属している団体の失態を発信してしまう


 僕の知り合いが「今年の時間割は留年しないためにみっちりコマを入れました!」というつぶやきを実名入りの時間割の画像と共に発信したところ、大量のリツイートで拡散され2ちゃんねるにその画像を転載したスレッドが立ってしまい、最終的に大学から非公開アカウントにせよと命令の電話が掛かってきたということがありました。まぁこれは失態とはちょっと違う気もしますが、炎上しやすいネタ(飲酒・無免許・公共の場での不適切な行動)を個人を特定できる情報と共に投下するのは非常に危険です。

 ネットには常に他人の失態を嘲笑い炎上させたがる輩がいるものです。特に、大学名を入れているTwitterアカウントで炎上してしまうと、そのつぶやきだけではなく過去のつぶやきも掘り起こされて取り返しがつかなくなることがあります。他大のサークルのアカウントでは新入生を拒否したことがバレて炎上したということがあったと思います。

・大量のつぶやきや不適切な内容でタイムラインを汚染してしまう


 ツイ廃の僕が言うのは非常に皮肉な話なのですが、大量のつぶやきはフォロワーさんに多大な迷惑をかけます。ただ、内容が役に立つものだったり面白いものだったりするならまだ救いはあります。しかし、平気でエロ画像をRTしまくる、下ネタを垂れ流す、キチガイじみた顔文字を連発するなどの行為をしてしまうとフォロワーさんはいとも簡単に減ります。

 大学用アカウントでフォローを外されることはリアルでの付き合いを切られるのと同等の行為と思っていいでしょう。友達と顔を合わせられなくならないように、つぶやきの内容はよく考えましょう。どうしても書きたい内容があるならば別のアカウントを作成してそこで呟くのが最善です。

3. 大学生がTwitterを使う時に気をつけたいこと


 ここまでいろんなケースについて見てきましたが、原因は全て同じところにあると僕は考えています。それはやっぱり「コミュニケーション能力の低さ」です。

 この場合のコミュニケーション能力とは、「相手の立場になって考え、相手を尊重する会話を行う能力」とします。恐らくTwitterで問題を起こす人はリアルでも同じような問題をちょこちょこ起こしていると思いますが、SNSでは特にその結果が顕著に現れます。

 Twitterでは直接相手の顔が見えないため自分の思っていることを言いたい放題になりがちです。しかし、どんなユーザーにも中の人がいますしその人が考えたつぶやきが流れてきます。優しく話せば嬉しい気持ちになりますし、辛く当たれば悲しい気持ちになります。決して組み込まれた会話パターンを返すゲームのNPC(non player character)ではないのです。

 「会話はキャッチボールだ」という枯れたセリフがありますが、それはSNSであるTwitterでも全く同じことが言えます。自分が相手の気持ちを考えたつぶやきをすることで相手も心地よく呟くことが出来ます。Twitterにいる人は話したがり屋が多いですが、だからこそお互いを尊重するコミュニケーションをとることが会話を楽しむキーポイントとなってくるわけです。別に変化球を投げても構いません。むしろ、変化球は会話を盛り上げる1つの良いスパイスです。ただ、相手が確実に受け取れるような球を投げることがあなたに求められる責務なのです。

 加えて、Twitterは非常に拡散力が強いSNSであるので出来るだけ個人情報を流さないことをオススメします。ネットに長く慣れ親しんでいる人は実感していると思いますが、一度広がった情報は削除することがほぼ不可能です。もちろん大学生のTwitterなので大学名を書くでしょうが、このとき自分は「大学の看板を背負っている学生」としてTwitterに参加しているという認識を持ちましょう。

 ということで、今後も大学生がTwitterを使っていく傾向はどんどん強くなっていくと思いますが、無用なトラブルを起こさないでお互いが楽しめるように「相手を尊重したコミュニケーション」を意識して使っていきましょう!


 最後まで読んでいただきありがとうございました。ではでは。

2017年10月30日月曜日

研究室のサーバをセットアップしてみた。

 どうも。ご無沙汰しています。研究プログラムのバグが取れないミズヒトです。

 ラボの計算機サーバが一台壊れてしまったので、新しいサーバを注文し、セットアップをしました。その時のことを書きます。

1. 弊ラボのサーバ事情


 弊ラボの計算機システムは合計11台のサーバから構成されており、計算機とファイルサーバの役割を持っています。特徴を以下に挙げます。

  • 全てのサーバがDELL PowerEdge
  • HDDは3台以上搭載されており、RAID5構成
  • 多くのサーバにRHEL6がインストールされている CentOSに切り替える予定
  • フラグシップサーバがユーザー情報とファイルを保有している
  • 全てのサーバはNFSによってフラグシップサーバのファイルを透過的に参照できる
  • また、NISによってSSHで相互にログインすることが可能できる
  • 自作コマンドを用いてサーバのプロセスの稼動状態を一括で確認することができる

 弊ラボの学生は、まずフラグシップサーバにSSHでログインし、さらにプログラムを回したいサーバにSSHでログイン(hostsファイルにサーバ名が書き込まれているのでIPアドレスを直打ちしなくて良い)し、そこでプログラムを実行します。自作コマンドを叩くことでサーバの負荷状態が分かるので、余裕のあるサーバに行って回すということになります。

2. 発生した問題


 ある日、先輩から自作コマンドを叩いたときに1つのサーバの状況を読み取ることが出来ないという報告を受けました。サーバ室に行って本体の状態を確認してみると、案の定カーネルパニックを起こしていました。
 再起動を掛けてみたところ、再びカーネルパニックを起こしました。ログを読んでみるとストレージの様子がおかしいようです。

 RAIDコントローラのBIOSに入ってみると、HDDの4台中2台がオフラインとなっていました。2台は故障して停止していたのです。RAID5ではHDDが1台しても継続して使用できますが、2台故障すると使用できなくなってしまいます。原因はHDDの故障であると判明しました。

3. 新型サーバを購入


 先生の意向により、HDDを交換して復旧せずに新型サーバを導入することになりました。そこで、今までの流れを引き継いでDell PowerEdgeのラインナップから検討することにしました。先生からの注文は「超強いアタマをつけてくれ」でした。

 今回導入したサーバはDell PowerEdge T430です。スペックを以下に記します。

  • CPU Intel Xeon E5-2660 v4 (2.00GHz, 14C28T) * 2
  • メモリ RDIMM 2400MT/s 4GB * 8
  • HDD Nearline SAS 1TB * 2 (PERC H730によるRAID1構成)
  • 光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
 この構成で100万円弱でした。56スレッド動作の化け物サーバです。なお、今回の問題を踏まえて比較的復旧のし易いRAID1構成に変更しました。

4. サーバのセットアップ


 幸いにも手元にサーバ資料がありましたので、それを参考にセットアップを行いました。しかし、OSをCentOS7に変更したため幾つかの変更点がありました。
  1. UEFIに入り、IPアドレスの設定、ファームウェアのアップデートを実行。
  2. BIOSモードでCentOSをインストール。Dell Lifcycle Controllerからセットアップを起動。(USBメモリは認識されませんでした。)
  3. インストールしたパッケージは開発環境、GNOMEデスクトップ、オフィススイート。
  4. インストール後、CentOS上のIPアドレス及びhostsを設定。
  5. NIS、NFSの設定。
  6. SELinuxの無効化。
  7. SSHのキーの再生成。
 変更点について記します。
  • CentOSのhostsの設定はGUIツールを使って行うことはできませんでした。直接hostsファイルを編集しました。
  • NISの設定について、サーバ資料にはypbindのみを起動するように書いてありましたが、同時にrpcbindも起動した方がいいです。これをやらないとypbindを起動させてもユーザー情報を取得できません。(しかもypbind,rpcbindはもともとインストールされていないのでyumでインストールする必要があります。)
  • 最近のSELinuxはSSHの認証にも制限を掛けるようになりました。これにより、自分のサーバで生成した秘密鍵でなければ認証に用いることが出来ないという制限が生まれました。弊ラボのサーバシステムではフラッグシップサーバが秘密鍵を生成し、それを他のサーバがNFSにより共有しているため、この制限に引っかかりました。

5. セットアップ完了!


 弊ラボのサーバシステムは計算機としての用途しか無いため、複雑な設定は必要ありませんでした。しかし、昔のサーバ資料から変更されている内容も幾つかあり、少々苦戦しました。サーバが届いてから全てを完了させるのに7時間程度要しました。

 これを読んで、Dellのサーバがほしいと思った人は検討してみてください(笑)

 何か質問がありましたら、コメント欄かTwitterでお願いします!

2017年8月2日水曜日

Surface Pro 2 用の代替スタイラスペンは現状一択

 こんにちは。弟が Surface でお絵描きを始めたミズヒトです。

 今回はその Surface で使えるスタイラスペンを探した時に気づいたことをメモします。

1. Surface でお絵描きしたいね~


 Microsoft が発売しているタブレットPCこと「Surface」。こいつは結構早いペースで新モデルが登場しており、Surface Pro は既に第5世代に到達しています。
 最近は第2世代が中古で多く出回っており、4万円程度で販売されているようです。

 さて、Surface には標準でスタイラスペンが付属しており、画面に直接文字やイラストを書き入れることができます。これに CLIP STUDIO や openCanvas 等のペイントソフトを導入することで安価な液晶タブレットとして使用することができます。

 ということで、僕と弟は休日のアキバに出向いて、中古スマホで有名なイオシスにて Surface Pro 2 をゲットしました。スタイラスペンは付属していなかったのですが、店員さんに聞いたところヨドバシで売っているかもね。と言われたので、ヨドバシに行きました。しかし・・・

2. Surface Pro 2 で使えるスタイラスペンはもうない!?


 「ごめんなさい。Pro2で使えるスタイラスペンは既に取り扱っていないです…」


 ほう、どういうことだ貴様?と迫りたくなる気持ちを抑えつつ、家に帰って血眼でGoogle先生に相談しました。すると次のことが分かりました。

  • Surface Pro は初代、第二世代と第三世代以降では搭載されているデジタイザのメーカーが異なる(前者は Wacom 製、後者は N-Trig 製)
  • 現在、店頭で売られているのは第三世代以降に対応したもののみ
  • どうしても必要ならば、サードパーティ製のスタイラスペンを購入せよ

なるほど、世代交代の早い Surface ならではの仕様変更が問題だったのです。

 では、サードパーティ製のスタイラスペンを購入すればいいわけですが、ここにも問題がありました。。

  • Surface Pro 2 は「Wacom feel IT technologies」という技術を採用している
  • Wacom feel IT technologies 用のスタイラスペンは既に販売終了
  • 非公式で使用できるスタイラスペンが販売されているが、軒並み値上がり状態

僕と同じような考えの人々によってペンは買い占められており、在庫は殆どありませんでした。さてどうしたものか。

3. 現在も生産されているスタイラスペンがありました


 なんとありました。ネット民の皆様感謝です。

 Wacom が現在販売している「Bamboo Pad」が Wacom feel IT technologies を採用しているという情報を見つけました。そして、それ用のスタイラスペンが Wacom 公式ショップで買えるではありませんか。実際に使ってみたというレビューがなかったので、不安ではありましたがとりあえず購入。1620円と安いのが良い。

  Bamboo Pad(CTH300K・CTH301K)用ペン ブラック

 商品が届き、ありえん過剰包装を解き、ペンを画面に載せてみたところ、しっかり動きました。勝ちました。Surface Pro 2 が下敷きにならなくてよかった…

4. 結論、Bamboo Pad 用のスタイラスペンが最適解。


 Surface Pro、及び Surface Pro 2 をお使いの皆様。スタイラスペンは Bamboo Pad 用のものを購入しましょう。

 ちなみにWacom feel IT technologies は数年前くらいのタブレットなどに多く採用されていたようです。例えば ASUS Vivo Tab Note 8 や Galaxy Note 。今はどのデジタイザが主流なのでしょうかね。

 無事 Surface Pro 2 を液晶タブレットとして使えるようになり、弟が早速イラストを書き始めました。結構うまくて兄としては色んな意味で泣けます(´;ω;`)。いつかプロ絵師になるんじゃないか?
皆様も、これを機に液晶タブレットデビューしてみませんか?

2017年7月1日土曜日

流行りに乗ってMastodonインスタンスを建ててみた。(構築編)

 はい、こんにちは。

 最近、俄にMastodon(マストドン)の噂を聞くようになりました。ポストTwitterであるとか、分散型SNSであるとか、いろいろ言われています。
 なぜマストドンが鳴り物入りで持て囃されているのか。その謎を探るべく、自分でサーバーを建てて試してみました。→Rikadon (理科大生募集中です!)

 今回は僕が行ったマストドンの構築方法の説明と、注意事項を書いていきます。なお、細かい説明は記載しているURLを参照してください。

・マストドンのインスタンス構築に必要なもの


・VPS (Ubuntu Server推奨)
・ドメイン(お名前.comなど)
・Gmailアカウント(Mailgunなどの送信サービスも可)
・根気

 マストドンはサーバーで動作させるアプリケーションで、巷で話題のRuby on Railsというフレームワークで動いているようです。それ以外にも必要なコンポーネントはいくつかありますが、マストドンはDockerという環境構築のツールで自動的にそれらを取得し、簡単に環境を整えることができます。
参考:http://qiita.com/jtodo/items/b97afc939d6a86d1cd14

・まずは、サーバーを準備

・VPS(Virtual Private Server)を用意


 適当なVPSを用意します。僕はConoHaというレンタルVPSサービスを契約しました。1GBメモリプランでは月900円かかります。→ ConoHa
 インストールするOSは情報の多さを考えてUbuntu Serverを選択します。

・SSHの設定


 最初にVPSを起動したときは、パスワード認証でログインが可能ですが、セキュリティ上の問題があるので公開鍵認証に切り替えましょう。

・次に、サービスの設定


・ドメインの取得

 固有のアドレスでアクセスできるようにドメインを取得します。僕はお名前.comで取得しました。一年目は10円で維持できますが、二年目で更新する際は高く付くので覚えておきましょう。


・メールサーバーの設定

 アカウントの登録時に通知メールを送信するためのメールサーバーの設定をします。僕は簡単のため、持っていた捨てアドのGmailアカウントを使いました。ただし、Googleアカウントは二段階認証に変更し、アプリパスワードを発行する必要があります。
参考:http://qiita.com/ymmtmdk/items/aa0d300450d370a1eca0

・マストドンの展開


・Dockerのインストール

 インストールするパッケージは実質Docker一つだけです。Docker-ComposeはDockerの補助ツールで、これも同時に取得します。


・マストドンの取得

 マストドンをGitを用いてファイルを取得します。Gitはバージョン管理ツールと呼ばれるもので、アプリケーションの開発プロジェクトなどで用いられています。


・設定ファイルの記述

 設定ファイルに取得したドメインやメールサーバーの設定を記述します。


・マストドンの起動

 必要な設定が完了したら起動します。
参考:https://otya.me/tech/service/masutodon-on-vps-ubuntu/


ここまでやればマストドンが起動することでしょう。管理者権限を取得するには加えて次のコマンドを叩く必要があります。

$ docker-compose run --rm web rails mastodon:make_admin USERNAME={user}
参考:http://qiita.com/shunsuke_takahashi/items/2be610961eb0ada2ad27


・マストドンを建てるとコンピュータの勉強になる!


 マストドンを建てる上で新たに必要になる知識が多くあると思いますが、きっとコンピュータの良い勉強になります。実用性云々は置いといて、Webアプリケーションの勉強を始めてみたい人にはぜひぜひチャレンジしてみてください。質問はコメント欄、Twitterでどうぞ。

2017年3月19日日曜日

パソコンなにを勉強したらいいんだ?というあなたに。(第1回)

 はい、こんにちは。

 最近、PCを勉強したいけど、何から始めたらいいか分からない。という声をよく聞きます。
 僕は「まずは弄り倒して、PCをぶっ壊せ!」とか言いたいところですが、さすがに乱暴すぎる(笑) 普通の勉強においても最初はとにかく触れてみることが重要なんですが、それは今回は置いといて。

 ここでは、パソコン初心者から中級者にステップアップするのに効果的な方法について説明します。

1. PCに慣れるためにはまず使ってみること。


 多くの人々は、恐らくPCの電源の入れ方、マウスやキーボードの使い方、YouTubeの開き方などのスキルは習得していることでしょう。それらはどこで覚えましたか?マニュアルとにらめっこして覚えましたか?「NO」ですね。とりあえず電源入れてみた、とりあえず操作してみた、とりあえず動画を見てみた。まぁそんなところでしょう。

 しかし、問題はこの後。「PCは他にもいろんなことが出来そうだけど、何から手を付けたら良いのか分からない。」orz
 それでも頑張って少し弄ってみよう!とメニューやアプリを触ってみたが、難しい横文字が一気に迫ってきて途端に勉強する気が失せてしまった、という声を耳にします。いやいや、見た目でノックアウトされてたらもったいないですよ、むしろ「横文字使える俺カッケーーー!」ってなりましょうよ。英単語の勉強にも役立ちます。モテます。

 ということで、今から「初心者を脱出したい人がやるべきPCチュートリアル」の概略を皆さんにご紹介したいと思います!


2. まずは大事なデータのバックアップをしてみよう

 PCで作成したデータが思わぬ事故で消滅したときに復帰できるように、バックアップを取る方法を身に付けましょう。

 このチュートリアルで学べる知識は以下のものです。
・ストレージ ・リムーバブルディスク ・ファイルシステム ・パーティション ・フォルダ ・USB(2.0/3.0) 

3. 家の離れた場所にあるプリンタで印刷してみよう

 家の離れた場所にあるプリンタで印刷できるようにホームネットワークをセットアップしてみましょう。

 このチュートリアルで学べる知識は以下のものです。
・LAN(ローカルエリアネットワーク)・ホームネットワーク ・ワークグループ ・プリンタドライバ

4. 便利なフリーソフトを使ってみよう

 Webページで配布されている様々なフリーソフトを導入して、パソコンでできることを増やしてみましょう。

 このチュートリアルで学べる知識は以下のものです。
・圧縮解凍ソフト ・ZIP書庫 ・ウィザード ・ランタイム(DirectX、.NET Framework等) ・管理者権限(Administrator)・レジストリ

5. メーラーでメールの送受信をしてみよう

 WindowsメールやThunderbirdのようなメーラーでメールの送受信ができるようにセットアップしてみましょう。

 このチュートリアルで学べる知識は以下のものです。
・アカウント ・プロトコル(IMAP、SMTP、POP3) ・HTML


 次回から、各チュートリアルについて説明していきたいと思います。ではでは。

2016年12月29日木曜日

お手軽DTM環境を構築する(VirtualMIDISynthとDomino)

はい、こんにちは。

----今やDTMではMIDIのみで打ち込みなんて下火だと思います。
しかし、曲のスケッチや耳コピをするのであればMIDIで十分すぎると思うのです。----

今回はソフトシンセとシーケンサでMIDI打ち込み環境を構築します。
(普段私はTimidity++使いですが、こっちは難易度が高いので次回)


1. 概要

 ソフトシンセとは、コンピュータの中でシンセサイザーの仕組みをエミュレートして動作するソフトウェアのことを指します。ソフトシンセに任意の音色を導入することで自分好みの音色を発声するシンセにカスタマイズすることが可能です。
 サウンドフォントとは、ソフトシンセに導入できる音色ファイルを指します。様々な楽器の音色が格納されており、ソフトシンセに認識させることでその音色を用いて演奏することが可能です。
 シーケンサとは、音符を並べてコンピュータが読める楽譜を作成し、それをシンセサイザーに送るソフトウェアを指します。この楽譜のことを一般的にMIDIファイルと呼びます。シーケンサには様々な種類がありますが、現在の主流はピアノロールを採用したものです。
 つまり、今回の目標はソフトシンセを起動させ、シーケンサをソフトシンセに接続することです。

2. 用意するもの

各ファイルをダウンロードします。SGM-V2.01は7zで圧縮されているので、お好きな解凍ソフト(ex. Lhaplus)を用いて解凍しましょう。

3. ソフトシンセの導入

 CoolSoft_VirtualMIDISynth_1.17.1.exeを起動し、ウィザードを完了すると次のような画面が現れます。

図1 SoundFont選択画面

右の+ボタンをクリックし、先程解凍したSGM-V2.01.sf2を選択します。OKを押して閉じます。

4. シーケンサの導入

 Domino143.zipを解凍し、Domino.exeを起動します。

図2 Domino初期画面
メニューバーからファイル→環境設定に行きます。左のツリーからMIDI-OUTに行きます。

図3 MIDI-OUT設定画面
ポートAのMIDI OUTデバイスにCoolSoft VirtualMIDISynthを選択し、音源にSC-8850を選択します。

5. お疲れ様でした。

 おめでとうございます。Dominoに適当に音符を置いてみましょう。音がなれば成功です。手持ちのMIDIファイルがあれば開いて再生してみましょう。
 Dominoの使い方についてはネットに豊富にあるのでそちらにお任せします。また、今回導入したサウンドフォントで物足りないと思った人は、「サウンドフォント おすすめ」で検索をかけてみましょう。図1の画面で複数のサウンドフォントを重ねて導入することが可能です。また、レイテンシを気にする人はその他の設定の追加の出力バッファの値を小さくしてみましょう。
 なお、ソフトシンセの設定画面はスタートメニューからConfigure VirtualMIDISynthで開くことが可能です。

図4 Configure VirtualMIDISynth
  何か質問がありましたら、コメント欄かTwitterでコメントください。ではでは。