2016年12月29日木曜日

お手軽DTM環境を構築する(VirtualMIDISynthとDomino)

はい、こんにちは。

----今やDTMではMIDIのみで打ち込みなんて下火だと思います。
しかし、曲のスケッチや耳コピをするのであればMIDIで十分すぎると思うのです。----

今回はソフトシンセとシーケンサでMIDI打ち込み環境を構築します。
(普段私はTimidity++使いですが、こっちは難易度が高いので次回)


1. 概要

 ソフトシンセとは、コンピュータの中でシンセサイザーの仕組みをエミュレートして動作するソフトウェアのことを指します。ソフトシンセに任意の音色を導入することで自分好みの音色を発声するシンセにカスタマイズすることが可能です。
 サウンドフォントとは、ソフトシンセに導入できる音色ファイルを指します。様々な楽器の音色が格納されており、ソフトシンセに認識させることでその音色を用いて演奏することが可能です。
 シーケンサとは、音符を並べてコンピュータが読める楽譜を作成し、それをシンセサイザーに送るソフトウェアを指します。この楽譜のことを一般的にMIDIファイルと呼びます。シーケンサには様々な種類がありますが、現在の主流はピアノロールを採用したものです。
 つまり、今回の目標はソフトシンセを起動させ、シーケンサをソフトシンセに接続することです。

2. 用意するもの

各ファイルをダウンロードします。SGM-V2.01は7zで圧縮されているので、お好きな解凍ソフト(ex. Lhaplus)を用いて解凍しましょう。

3. ソフトシンセの導入

 CoolSoft_VirtualMIDISynth_1.17.1.exeを起動し、ウィザードを完了すると次のような画面が現れます。

図1 SoundFont選択画面

右の+ボタンをクリックし、先程解凍したSGM-V2.01.sf2を選択します。OKを押して閉じます。

4. シーケンサの導入

 Domino143.zipを解凍し、Domino.exeを起動します。

図2 Domino初期画面
メニューバーからファイル→環境設定に行きます。左のツリーからMIDI-OUTに行きます。

図3 MIDI-OUT設定画面
ポートAのMIDI OUTデバイスにCoolSoft VirtualMIDISynthを選択し、音源にSC-8850を選択します。

5. お疲れ様でした。

 おめでとうございます。Dominoに適当に音符を置いてみましょう。音がなれば成功です。手持ちのMIDIファイルがあれば開いて再生してみましょう。
 Dominoの使い方についてはネットに豊富にあるのでそちらにお任せします。また、今回導入したサウンドフォントで物足りないと思った人は、「サウンドフォント おすすめ」で検索をかけてみましょう。図1の画面で複数のサウンドフォントを重ねて導入することが可能です。また、レイテンシを気にする人はその他の設定の追加の出力バッファの値を小さくしてみましょう。
 なお、ソフトシンセの設定画面はスタートメニューからConfigure VirtualMIDISynthで開くことが可能です。

図4 Configure VirtualMIDISynth
  何か質問がありましたら、コメント欄かTwitterでコメントください。ではでは。


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